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中国の伝説より |
プレアデスの七星を,台湾では姑星(こせい)といって,七人のクーニャンが星になったという.
ある夜,近くを通った美しい月をみて,その中の一人が恋をした.
一か月後,ふたたび月が通ったとき,そのクーニャンは月のあとを追って隣の町へ移ってしまった.
七つあった星のむれから,一つだけ姿を消したのはそのせいだ.
隣町には,月を愛してやってきた娘たちがいっばいあつまっている.
隣町とは,ヒヤデス星団にちがいない.月がみかけの位置をプレアデスからヒヤデスにむかって移動するのは事実だ.そして,月はときどき自分を愛する娘たちの中を通る.熱烈なファンに囲まれてスター気どりですまして通る.いい気なものだ.
古代バビロンの古い彫刻にも,中国の古い星図にも,プレアデスが七つ星になっている.
昔は7個がはっきり見えていたのだが,いつのまにか,そのうちの一つが消えたか,あるいは暗くなった
のでは?と考える人もいる.
ちょっとみると6個だが,よくみると7個に見えることが,こういう伝説を生んだと考える人もある.真相は謎である.
中国では“すばる”を“昂(ぼう)”と呼んだ.史記では“髦頭胡星(ぼうとうこせい)”といって,葬儀を司どる星としている.
おそらく僧侶がもつ房のついた払子(ほっす)を想像したのだろう.
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